毎日新聞

2005年10月17日から4日間にわたり、毎日新聞夕刊に楳図かずおのインタビュー記事が掲載されました。
「恐怖の原点」
毎日新聞夕刊 2005年10月17日(月)
(1)デビュー作

そのデビュー作「森の兄妹」が完全復刻版として28日に刊行される。やっぱり最初の作品ですから、振り返ってみれば、あそこはああしなければよかったとか、いろいろとありますね。でも、子供の時のパワーがありますから、商業的なことや打算では描けない緻密な絵柄なんですよね。そこは、今ある自分の作品や他の人の作品とくらべても引けをとらないと自信を持っています。全体的に漫画っぽくなくて、かなりファンタジックな絵なんです。でも、一つ一つ見ると、意識はしてないのに、今のホラーに通じる怖さが出ていたり。

毎日新聞夕刊 2005年10月18日(火)
(2)こだわり

ホラーの面白さというのは「えっホントにホント?って、本当かどうか分からず、どこが本当か疑う面白さですよね。推理ものみたいに途中まではホラーと同じような展開でも、最後にこうだったっんですって種明かしをしちゃうと、「ああなるほど」で終わってしまう。「何だあ、そうだったのかあ」と思っちゃったところで、気分も終わってしまうんです。でも、最後に「えっ、ホント?何で?」っていうところで終わると後を引きますよね。そういう終わらせ方をしたいと思った時に、それはホラーしかないなと。

毎日新聞夕刊 2005年10月19日(水)
(3)使命

僕は、本当の恐怖は自然の中にあるのではなく、僕たちが作った人工物の中にあると思います。人工的に出来上がったものの怖さというのは、遺伝子的には体験していない。例えば、原子爆弾とかダイオキシンとかいうものは、理論的に危険だということを知らなければ怖いと思わないわけです。そういう恐怖には気をつけなければ。

毎日新聞夕刊 2005年10月20日(木)
(4)新作

赤白しましまは、単純に分かりやすくて元気がいい感じがするので好きなんです。洋服は感情の具体化だと思っていますから。40着以上は持っていますね。縦のしましまは嫌。あんまり細すぎるのも嫌ですね。横の方が安定感があるじゃないですか。生物は上に伸びていくという性質がありますが、まずは横に根を張ってから上に伸びていこうかと。

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