大分県は城島高原、阿蘇くじゅう国立公園、由布岳の南麓に位置する城島後楽園ゆうえんちの「楳図かずおのおばけ屋敷」は1995年(平成7年)7月29日にオープン。オープン後10年近くの歳月を経ていますが、現在も稼働中です。
「恐怖漫画の第一人者で日本のホラーの原点に立つ『楳図かずお』による独創的で恐ろしい世界を総合演出したおばけ屋敷です。このおばけ屋敷のストーリーは楳図氏が創作したもので、安土家の侍に恋して叶わなかった蛭子姫にまつわる呪いの物語を16の場面で恐怖体験できます。オープン前に各地のいわくつきの人形を集めたことでも話題になりました。」(城島後楽園ゆうえんちのパンフレットより)
楳図の創作によるストーリー!
おばけ屋敷正面を飾る絵をご覧あれ、このアトラクションにはまるまる楳図ワールドが詰め込まれているのです。
オープン後10年近くの歳月が流れ、絵も看板も多少色褪せてきてはいますが、それがまた「おばけ屋敷」には良い感じの雰囲気を醸し出しているのです。
既にご紹介しているおばけ屋敷入り口にある楳図の人形ですが、もう一度じっくりとご覧下さい。非常に精巧に作られた人形です。
顔の皺、髪の毛、眉毛、ヒゲ、瞳の輝き、そしてその微妙な表情、まるで生きてるみたい!
楳図といえばこのグワシ。当然、人形もご覧の通りです。手の部分の精巧さも見逃せません。爪、指紋、手相が見れそうなまでの作り込み、手首の辺りの筋、血管まで表現されています。
この精巧さにはただならぬ物を感じることでしょう。
その楳図の人形の脇に、これまた意味ありげな人形が!これは、このおばけ屋敷のTVCMに使われていた人形です。
噂の「オープン前に各地のいわくつきの人形を集めたことでも話題に」なったという人形の一つでしょうか!
おばけ屋敷にはこの「いわくつきの人形」提供者の方々の名が連ねてありました。
正面に掲げられた巨大な楳図の絵、超精巧な楳図人形、その側にある意味ありげな人形、「おばけ屋敷」はその中に入る前から、もう既に始まっていたのです!
城島後楽園ゆうえんち 楳図かずおのお化け屋敷レポート(1)
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