2004年10月26日(火)から31日(日)まで高田馬場アートボックスホールで行われた、劇団アロッタファジャイナによる舞台『わたしは真悟』(原作=楳図かずお)が盛況のうちに終演しました。上野未来さん、谷口大介さんをはじめとする出演者の真剣な演技が観客の涙を誘いました。また、楳図かずおも画家の役でカメオ出演し、会場を沸かせました。

千秋楽終了直後の、楳図かずおと出演者の皆さん。

主演(マリン役)の上野未来さんと、上野さんに贈られた寄せ書き。

キラキラした表情のサトルとマリンが描かれています。
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柴田くんが追加されました!(漂流掲示板)
「は、早く「漂流掲示板」に書き込め!いまのうちに・・・・・・・!!」
楳図かずおオフィシャルホームページBBS「漂流掲示板」に建設大臣柴田くんのアイコンが追加されました。

・柴田くん・・・・・荒廃した未来に飛ばされた大和小学校の7人の大臣の一人です。エリートの大友くん、勇敢な池垣くん、天才の我猛くん等の強烈な個性に隠れてイマイチ目立たない彼ですが、怪虫事件の時は仲田くん殺そうとする大友くんを翔とともに制し、ペスト禍のときは薬瓶を割ってしまった大友くんを「強くにぎるからだっ!」と叱責。キノコ騒動のときは大友くんの「試行錯誤」発言に賛同、翔を縛り関谷に未来キノコを食べさせる人体実験に協力します。ところがその後は「ぼくたちにはおいのりすることが必要なんだっ!!」と言って今度は翔が作った翔のおかあさんの石膏像を「神様」として毎日お祈りすることを提案。この翔についたり大友くんに賛同したりという一連の行動、形振り構わぬ風見鶏に見えなくもありません。
いや、柴田くんは実は翔や大友くんの間のバランスを取る調整役だったのかも知れません。大友くん達は翔に任命されましたが、この柴田くんは翔と違うクラスから大臣として選出された人物で、翔や大友くんとは違った人望によって大臣になったのです。二人とは利害関係も感情のもつれもなかったのです。
柴田くんの漂流教室屈指の衝撃的な最期と彼との永遠の決別に対する咲っぺのとても印象的な涙、そして彼が亡くなってすぐに大和小学校が二つに分裂してしまったこと、これは彼がただの風見鶏でなかったことを証明しているのです!

あのキレやすい大友くんに命令口調!
(漂流教室の単行本はこちら)
『定年時代』
朝日新聞の折込情報誌『定年時代』の平成16年10月下旬号で、音楽史研究家でSP盤の復刻作業を行っている郡修彦さんが「漫画に出てきた謎の歌」と題して、漫画と音楽の思い出について語っています。

郡さんが特に好きな童謡は、同書にも収録されている「歌の町」(作詞・勝承夫、作曲・小村三千三)。「この歌は戦後、新しい時代の子供たちに聞かせようと作られたものなので、歌自体がおおらかです」。また漫画が好きな郡さんは、「この歌の歌詞は、楳図(うめず)かずおの漫画『まことちゃん』で、主人公まことちゃんが登場するときによく口ずさんでいました。当時中学生だった私は『何の歌だろう、作者が創作したものかな』と謎でした」とも。それから時を経て、大学生のころに読んでいた本から偶然この歌の存在を見つけ、驚いたという。「それでレコードを聞いてみたらとても良い曲でした。作者の楳図さんがちょうど小学生くらいのときに作られた曲なので当時の子どもたちに親しまれていたのではないでしょうか」(『定年時代』平成16年10月下旬号より抜粋)
巨樹は語る 再放送予定
2004年10月30日(土) – 午後9:00~午後9:25、BS2で、楳図かずお出演の『巨樹は語る 奇樹からの招待状~マダガスカル・バオバブ~』が再放送されます。どうぞご覧ください。

写真は、番組終盤でマダガスカルのこども達といっしょにかくれんぼをする際、楳図が首の後ろに着けていた葉っぱ(於:楳図プロダクション)。
番組内では、楳図かずおがバオバブを題材としたイラストを描くシーンがあります。是非お見逃しなく。
劇団アロッタファジャイナ インタビュー(3)
劇団アロッタファジャイナによる舞台『わたしは真悟』(原作=楳図かずお)の公演が、2004年10月26日(火)から始まります。開演にさきがけ、Umezz.comが、杉並区内某所で稽古中の劇団アロッタファジャイナを取材いたしました!!


Umezz.com:次に、さとる役の根岸絵美さんと谷口大介さんに、お話を伺います。
根岸:根岸絵美です。さとる役をやらせていただきます。
谷口:同じくさとる役の谷口大介と申します。
Umezz.com:さとる役を演じることになって、いかがですか?
根岸:まず、小さい子どもっていうのが難しいなぁ、と。男の子と女の子っていう設定じゃないですか。台本の中で、さとるの気持ちがわからなかったりして、彼(谷口大介さん)に「これってさぁ」とか訊くことがあったりしたんですよ。私は女なので、まりんの気持ちは、たぶん、わかったりする部分があるんですけど、台本に書かれていない部分のさとるについては、まだ、理解しきれていないところがあるので。そこらへんもきちんと整理してから舞台に立ちたいな、と思ってるんですけど。
谷口:そうですね。自分も12歳を経験していないわけではないんですけど、台本をもらって、読んでいて、今は、まだ自分の中で整理できないところがあって、どうしても「戻ろう戻ろう」っていう意識が強すぎて、どうしても「演じること」よりも、「子どもらしくしよう」という演技になってしまっているので、そこをもっと違った個性にして、もっと重たい今の自分で、演技ができるようになれたらなと、今、頑張ってます。
Umezz.com:さとるとまりんは小学6年ですが、谷口さんは、小学6年の頃、好きな子がいて、話しかけてみたりとか、そういうことはありましたか?
谷口:いや、どっちかっていうと、仲良くなってから好きになるタイプだったので(笑)。「好きです」とかじゃなくて(笑)。
Umezz.com:根岸さんは、小学6年の頃に、「つきあう」とかそういうのはありました?
根岸:12歳の頃は、つきあってないですね(笑)。
Umezz.com:周りにカップルはいました?
根岸:あ、ありました。小学6年生くらいのときだと、スゴイ少ないじゃないですか。だから、学年中の噂になったりして。「何組の何々と何々がつきあってるってよ~!」って、そんな感じだったので、さとるとまりんも、そうとう注目されたんじゃないでしょうか(笑)。
Umezz.com:私の小学校には、カップルとかそんなの無かったけどなぁ(笑)。
根岸:ホントですか(笑)。たま~にいました。1学年で2~3カップル。
Umezz.com:えーっ!?2~3カップル!?多すぎませんかそれ?
根岸:そうですか?バレンタインとか、けっこうすごかったですよ。友達同士で、「呼び出してきて!」「わかった!」とか(笑)。
Umezz.com:早熟だったんですね!
根岸:早熟だったんですかね(笑)。わたしは、悲しいかな、無かったんですけどね(笑)。
Umezz.com:男の子グループと女の子グループが敵対するのが、小学生じゃないですかっ!!
根岸:いえ。平和でしたね(笑)。
Umezz.com:ところで、楳図かずおの漫画を読んでみて、いかがでしたか?
根岸:読んでみて…「びっくりするくらい重い」っていう話をして。今、巷にある漫画とかをみるとほんとうに「薄っぺらい」。そう思うくらい、重い感じがしましたね。
Umezz.com:谷口さんは、『わたしは真悟』を読んでみて、いかがでしたか?
谷口:子どもって、興味持ったものに没頭するじゃないですか。大人は、フタ開けるにしても、すぐ開けちゃうけど、子どもは、スゴイまじまじ見てから開ける、みたいな。そういう感じが、すごく伝わってきましたね。
Umezz.com:ところで、谷口さんは、さとる役に合わせて、髪をお切りになったんですか?
谷口:いや、まだです。
Umezz.com:あ、そうですか。そのわりには、髪型とか、キリッとした眉毛とか、目元とかが、非常~にさとるっぽいな、と思ったんですが(笑)。お顔を拝見して、「あ、さとるが大人になったら、こんな感じだろうな」ぐらいまで思いましたよ!……ですよねぇ?松枝さん。
松枝:そうですね。ふだんいっしょにいてもね、子どもなんですよ、こいつ(笑)。
谷口:コラーッ(笑)!!
Umezz.com:さとるにそっくりですよ!
谷口:じゃ、このままで行こうっと(笑)。
Umezz.com:そのままで十分ですよ。根岸さんは、さとるの髪型になさるんですか?
根岸:似せようと思っても、そもそも女ですし、やりすぎは痛々しいものがあるので(笑)。でも、ショートくらいには、しようと思ってます。さすがにこれ(現在の髪型)だと、見た目からして違うので。
Umezz.com:舞台では、カツラをかぶったりはしないんですか?
根岸:違うところの舞台で、カツラかぶったことあるんですけど、「長めカツラ」だといいんですけど、自分の髪より短いカツラだと、暑いんですよね、やっぱり。できるだけ、気にしちゃう要素が無い、素でいられる感じにしたいので…。どうしようかな、髪型(笑)。
谷口:オレくらいに切っちゃう(笑)?
根岸:切っちゃおうかな(笑)。
松枝:やっぱり、ウソはウソ。男の子っぽくしたら、ヒくじゃないですか(笑)。年齢もそうだし。いきなり、ランドセルしょって「ワ~~~イ!!」とかやっても、バカくさいので(笑)。それは、絶対しません(笑)。
Umezz.com:なるほど(笑)。それでは、原作『わたしは真悟』ファンに一言お願いします。
根岸:漫画そのものを、そっくりそのままお届けすることは、不可能なんですけど、まして、私は女なので、とてもそのまま表現することはできないんですけど、「まぁ、合格ラインかな」っていうのではなくて、私たちなりの『わたしは真悟』っていうのを、お届けしていくっていうのを。もしかしたら、漫画を読んでも気付かなかったところにも、気付くかもしれないですし。漫画ではなく、生身の人間がやるので、そういうライブ的な部分で、新しいところをお客さんに観ていただけたら、万々歳だな、と思います。
Umezz.com:どうもありがとうございました。