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『楳図かずお恐怖劇場』(5)

2005年夏、映画『楳図かずお 恐怖劇場』の公開が予定されています。これは楳図かずおの原作6作品(まだらの少女、ねがい、プレゼント、蟲の家、DEATH MAKE、絶食)が様々な監督により松竹と円谷エンターテイメントにて映画化されるものです。3本の映画が上映される(原作2作品が1本の映画になる)模様です。そんなわけで、映画『まことちゃん』(1980年 芝山努監督)の公開が待ちきれないまこちゃんよろしく、各作品のスタッフ・キャストや原作について、ちょっとリサーチしてみましょう!第5回は、『DEATH MAKE』よ!ガーン!!
『DEATH MAKE』より
『DEATH MAKE』より
原作「DEATH MAKE」は、1985年、「週刊ビッグコミック・スピリッツ増刊」(小学館)に掲載された作品です。現在では「単行本未収録作品集 妄想の花園」(小学館)で読むことができます。 【原作 『DEATH MAKE』収録の『単行本未収録作品集 妄想の花園』はこちらから】
単行本未収録作品集 妄想の花園(小学館)
単行本未収録作品集 妄想の花園(楳図かずお 小学館)
原作「DEATH MAKE」あらすじ
中学校のビデオ部員たちが、SFXのビデオを制作するため、不気味なマスクを作っていた。ある夜、部員たちは、マスクを完成させるべく学校の理科室に集まった。ところがマスクがあまりにもよくできすぎていて………!?
マスクのすじすじしたデザインが生理的嫌悪感を誘う短編、「DEATH MAKE」。映画『楳図かずお 恐怖劇場』では、この原作が、太一監督によって撮られるそうです。脚本は、ジャパニーズホラーの先駆的作品としてリスペクトを集める『ほんとにあった怖い話』などで知られている小中千昭さんです。そして、「発狂する唇」などでおなじみの三輪ひとみさんが、横矢美玖役で出演する模様です。公開が待ち遠しいれすね!!
発狂する唇(1999年 佐々木浩久監督)
発狂する唇(1999年 佐々木浩久監督)

若原先生(覚醒)が追加されました!(漂流掲示板)

「皆さん御願いです、BBSに書き込みをしてください、身動きできないようにこのBBSに書き込みをしてください、どうか御願いです!!このままではきっと!」
楳図かずおオフィシャルホームページBBS「漂流掲示板」に大和小学校の大人達を次々と葬り去り翔達さえも手にかけた恐怖の殺人狂、若原先生(覚醒)が追加されました!!
若原先生(覚醒)
若原先生(覚醒)・・・・・信じられない状況に陥り、常識との矛盾に耐えられなくなった大人達、桜先生の自殺を境に謎めいた発言と行動の後、豹変した若原先生。次々と教師達を絞殺し、更に翔達を車で学校の外に連れ出して次々と車でひき殺していきました。
児童達の心の支え、頼りになる大人と信じていた若原先生の突然の豹変。
変化の前の自分を縛り付けて欲しいという言動、殺人の多くが絞殺というスタイルは、多重人格、嗜好を伴った殺人といった不気味な若原先生の隠された別人格の存在を想像させます。とっても良い先生というペルソナの下に隠された殺人狂のペルソナの仕業か、それとも自分が生き残るために邪魔になる者達を次々と殺害し食糧を独占しようという考えに思い至った故の連続殺人なのか。真相は明らかにされることはなく、翔の母の時を越えた強力な愛と西さんの不思議な力によって、”殺人狂”若原先生はホテルケイヨーの廃墟の闇に消えました。
そしてそれは、頼りになる大人もいない、子供たちだけの過酷なサバイバルの始まりだったのでした。
アッという間に二人を始末
躊躇なく立て続けに絞殺。おまけに縛り付けなかったのが悪いような口振り。ついに”殺人狂”、若原先生が動き出した!
漂流教室の単行本はこちら

『真夜中の弥次さん喜多さん』

楳図かずお出演の映画『真夜中の弥次さん喜多さん』(宮藤官九郎監督作品)が2005年4月2日(土)より公開されます!
”籠を背負った老人”役で出演している楳図かずおは、『真夜中の弥次さん喜多さん』や宮藤官九郎監督について「よみとりが的確で面白いアクションにはすぐ反応があって、それを手がかりに演技を進めることが出来た。気さくでしかもバランス感覚に富んだすばらしいカントクだと思います。是非又、気の利いたポップな、はらに一もつある作品を創ってください。楽しみにしています。大ヒット祈ってます。」と語っています(『H』2005年4月号より)。
他にも、『まことちゃん』うらみ坂の巻でまことちゃんや美香ねえちゃんに悲鳴を上げさせたことでもおなじみの研ナオコさんをはじめ、『アゲイン』の美寿子をして額にハートマークを浮き出さしめた美男子毒蝮三太夫さん、『まことちゃん』連載中の楳図かずおの仕事場へ幼い頃押しかけた経験をもつというおぎやはぎさん、『ロングラブレター~漂流教室』で見習の板前藤沢隆太を演じ、公園で泣きながらかんぴょう巻を食べるシーンを熱演して楳図ファンを感涙にむせばせた妻夫木聡さんなど見逃せない出演者が目白押しです!
みんな観ちぐで!!
『真夜中の弥次さん喜多さん』
原作=しりあがり寿
監督・脚本=宮藤官九郎
出演:
長瀬智也中村七之助森下愛子研ナオコ小池栄子中村勘九郎松尾スズキ阿部サダヲ岩松了荒川良々小木茂光柄本佑生瀬勝久寺島進大森南朋古田新太清水ゆみ山口智充板尾創路竹内力ARATA妻夫木聡松本まりか楳図かずお毒蝮三太夫おぎやはぎ、他。
音楽:ZAZEN BOYS
2005年4月2日(土)より、シネマライズ新宿ジョイシネマ3池袋シネマサンシャインにてロードショー!全国順次公開!!

『楳図かずお恐怖劇場』(4)

2005年夏、映画『楳図かずお 恐怖劇場』の公開が予定されています。これは楳図かずおの原作6作品(まだらの少女、ねがい、プレゼント、蟲の家、DEATH MAKE、絶食)が様々な監督により松竹と円谷エンターテイメントにて映画化されるものです。3本の映画が上映される(原作2作品が1本の映画になる)模様です。そんなわけで、映画『まことちゃん』(1980年 芝山努監督)の公開が待ちきれないまこちゃんよろしく、各作品のスタッフ・キャストや原作について、ちょっとリサーチしてみましょう!第4回は、『蟲たちの家』よ!ガーン!!
『蟲たちの家』より
『蟲たちの家』より
原作『蟲たちの家』は1972年「ビックコミック」(小学館)に掲載された短編です。『イアラ 異色短編傑作選(5) 蟲たちの家』(小学館)、小学館文庫『イアラ』第4巻(小学館)、愛蔵版『イアラ』(小学館)、『恐怖劇場』第1巻、『My first big 恐怖劇場〈まだらの少女〉』(小学館)等に収められています。【原作『蟲たちの家』が収録されている『綾辻行人が選ぶ!楳図かずお怪奇幻想館』または『イアラ短編シリーズ(3) 内なる仮面』はこちら】
イアラ 異色短編傑作選(5) 蟲たちの家 (楳図かずお 小学館)
イアラ 異色短編傑作選(5) 蟲たちの家 (楳図かずお 小学館)
イアラ短編シリーズ(3) 内なる仮面 (楳図かずお 小学館)
イアラ短編シリーズ(3) 内なる仮面 (楳図かずお 小学館)
原作「蟲たちの家」あらすじ
ある日、主人公は恋人の羽奈子に「実は妻がいる」と打ち明ける。そして「妻はもう人間ではない」と。主人公は、妻の留以子が住む家に羽奈子を案内する。そこで待っていたのは………!?
虚実入り乱れたトリッキーな展開と、緻密な心理描写が魅力的な「蟲たちの家」。映画『楳図かずお 恐怖劇場』では、この原作が、スウィートホーム」(1989年)「カリスマ」(2000年)「回路」(2001年)などで著名な黒沢清監督によって撮られる模様です。脚本は、「スチームボーイ」(2003年 大友克洋監督)などで知られる村井さだゆきさんです。そして、主人公を「雨よりせつなく」(2004年 当摩寿史監督)の西島秀俊さんが、主人公の後輩を情報番組「トリビアの泉」の人気コーナー”ガセビアの沼”などに出演中の緒川たまきさんが演じます。他にも、「完全なる飼育 秘密の地下室」(2003年 水谷俊之監督)のしらたひさこさんや、TVドラマ『ロングラブレター ~漂流教室~』で、デイリーヤマザキに立ち寄ったことによって未来に行かずに済んだ山田信一くん役を好演した内田朝陽(うちだあさひ)さんが出演する予定です!公開が待ち遠しいれすね!!