赤羽くん「ほんとうのことをいうと、高松くんは恐ろしさのあまり、真っ先に気絶して怪虫にたべられてしまったんだ。」
咲っぺ「そんなばかなっ!そ、それじゃ、あんたは見殺しにして逃げてきたのね!!」
赤羽くん「ちがうっ!みんな聞いてください!ほかの人は怪虫にくわれて死んだけどぼくは最後まで戦って逃げてきたんだ。それは怪虫のことを漂流掲示板に書き込まなくてはならない責任がそうさせたんだ!!それに死んじゃったから言うけど、高松くんは弱虫だったんだ!!」
咲っぺ「うそよっ!!」
赤羽くん「ぼくは強い人の味方だ!!」
楳図かずおオフィシャルホームページBBS「漂流掲示板」に、赤羽くんのアイコンが追加されました!!

・赤羽くん・・・・・漂流教室の登場人物の中でも屈指の卑怯者と呼び声高い赤羽くんの登場です。怪虫との遭遇時、逃げ帰ることは怪虫に学校の位置を教えることになるからと、逃げずに戦うことを主張する大友くんを、あろうことか殴り倒して逃げ去るという行動に出ました。そして学校に帰り着いてからは自分は最後まで戦った、翔は恐ろしさのあまり気絶して怪虫に食われた、翔は弱虫だった、と報告。
そんな、赤羽くんの行動ですが、もし、私が彼の立場だったら?と考えてみます。あんな、万に一つも勝てそうに無い怪虫に戦いを挑むなど命を捨てるようなもの、私には出来ません。また怪虫の脅威の報告とユウちゃんを守るために逃げ帰ってきたと言ったのも無理からん事でしょう、まさか「恐ろしさのあまりみんなを見捨てて、大友くんを殴り倒して必死で逃げてきたんだ!」と正直には言えません。「ごめんよ、ぼくこわかったんだっ!!」と懺悔して泣きながら必死に逃げる姿、そしてそんな必死の逃亡中でもユウちゃんを見ては負ぶって逃げるという行動には悪ではない普通のささやかな良心も見えてきます。
荒廃した世界を生き抜こうとするのに、タフな翔や池垣くんのような勇気を誰もが持っているわけではありません。我が身を守るための嘘や卑怯な振る舞い、そんな真実を赤羽くんは見せてくれるのです。

嘘が露見!?赤羽くんピンチ!!
(漂流教室の単行本はこちら)
