映画『おろち』(原作=楳図かずお)の撮影現場におじゃまして、鶴田法男監督にインタビューをさせていただきました!

鶴田法男監督とインタビュアーの金子デメリン
–今日は『おろち』撮影現場を見学させていただきまして、とても興味深かったです!映画をつくるのは大変な作業ですね。
鶴田:1カット撮るのにえらく時間がかかりますからね。皆さんがお考えになっているよりもかなり手間がかかると思います。
–鶴田監督は、楳図かずお作品は昔から読まれていたんですか?
鶴田:僕、今46歳ですから、やっぱり楳図先生の作品は小学生の頃からかなり読んでましたね。
–どういった作品を?
鶴田:子どもの頃一番好きだったのは『まことちゃん』だったけど、大人になってからは『おろち』『映像』『のろいの館』のあたりですね。おぞましい恐怖ものが魅力的に思えてきて、今はギャグよりもホラーのほうが印象が強いですね。
–『まことちゃん』を最初に読まれたのは、中学生・高校生くらいの頃ですか?
鶴田:たぶん中学生の頃ですね。『まことちゃん』の前の『アゲイン』がまず大好きで、そのまま『まことちゃん』の世界に入って行ったという感じで。
–『アゲイン』のどういった部分が好きだったんですか?
鶴田:やっぱり、おもしろかったんですよね。いまだによく覚えているのが、街の中をみんなでダーッと走っていてお風呂屋さんを通過すると何故かみんな裸になっていたというシーン。「習慣で服を脱いでしまった!」っていう(笑)。あれにはバカ笑いしましたね。
–どういう環境で読まれたんですか?
鶴田:家でだったと思います。僕、5歳上の兄貴がいまして。兄貴がけっこう漫画とかが好きだったので、兄貴が読むと僕も読む、というような感じでした。楳図先生の作品に関してもそのようにして読みはじめたんだと思います。
–『おろち』についてはいかがでしたか?
鶴田:正直なところ、当時は読んでも今ひとつよくわからなかった。子どもにはつかみきれない作品だったんですよね。大学生・社会人になって再び読んでみた時に「こんなにすごい作品だったのか!」と気づいた感じでしたね。
「鶴田法男監督インタビュー(後編)」へつづく
鶴田法男 website:http://www.eizoh.jp/tsuruta/
