■漫画(その他)
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小学6年生の翔が通う大和小学校が、ある日突然、荒廃した未来にタイムスリップする。現実を受け入れられない大人たちは、発狂してしまう。が、子どもたちは殺し合い、支えあいながら、懸命に生きていく。極限状況におかれた人間の心理が、独自の視点で描かれている。残虐シーンへの批判を受けつつも、1975年には小学館漫画賞を受賞した。『まことちゃん』と共に、楳図ワールドを代表する作品である。
「奇跡は誰にでも一度おきる だがおきたことには誰も気がつかない」小学6年生の悟と真鈴。二人の手によって、工業用ロボットが自意識をもって…。もどかしくせつない、壮大な愛の物語。
舞台は、食用とり肉がバイオテクノロジーの力で培養されるようになった、未来の地球。ある日、チキン工場の培養プールでチキンのササミ細胞に目玉があるのが発見される。やがてそれは、チキン・ジョージという、人間以上の知能をもった生物に成長していく…。これまでのところ、楳図かずお最大の長編である。
沢田家の長男まことちゃんが繰り広げる大騒動。家族や幼稚園の仲間たちを巻き込んで、シュールなギャグが炸裂する。「グワシ」は社会現象になり、アニメ映画も作られた。楳図のギャグ漫画家としての地位を不動のものにした作品である。
未来に起きるできごとや遠くで起こる事件を、夢で予知する少年、山の辺想。彼の隠れた能力が、次から次へと起こる奇怪な事件を解決する。目から突き出るハサミ、口からはき出される骸骨、ズルズルと引きずられる内臓、ボキッと折られて間違った方向に曲がる足…。楳図スプラッター・ホラーの真髄である。

奈良時代、大仏建立のおりに、さなめという美しい女が「大仏のたましい」として生きたまま大仏の胎内に溶かし込まれた。その瞬間、女は「イアラ」という不可解な言葉を叫ぶ。その言葉の謎を解くために、また、最愛のさなめを探すために、ある男が時代を越えた旅に出る…。太古の日本から、はるか未来の破滅寸前の地球までを舞台に展開される、壮大な歴史ロマン。「イアラ」本編の他、異色短編集を収録。
若草いずみは、かつて永遠の聖美女とうたわれる大女優だった。失われていく若さと美貌に失望したいずみは、永遠の美を手に入れるため、娘・さくらを生み、その脳と自分の脳を入れ替えて、新しい人生を歩もうと画策する。母の脳を移植されたさくらは、小学校の担任教師を誘惑し、その妻をいじめぬいてノイローゼ状態に陥れる。吐き気をもよおすほどに恐ろしい「女の美への異常な執着」が濃密なタッチで描かれている。
昔気質の偏屈じいさん元太郎は、家族から孤立し、邪魔者扱いされていた。そんな彼が、ある日若返りの薬を飲んでしまったからさあ大変。野放図で型にはまらない元太郎が、家庭で学校で繰り広げる痛快ドタバタコメディー。本作で元太郎の孫として登場したまことが人気を得、後に『まことちゃん』が連載されるきっかけとなった。
永久に外すことのできない仮面をかぶせられた天文学者が主人公の異色SF作品『笑い仮面』、1ページ1コマ(1話8ページ)という斬新な構成で描かれたアダルトで味わい深いホラー短編集『闇のアルバム』、幼い頃から自分の醜さにコンプレックスをもっている男がある美しい女を自分のものにするため不気味な計画を遂行する物語『ダリの男』など、読み応えのある短・中編が数多く収録されている。
| 書名 | 収録作品 |
| 楳図かずお こわい本1《影》 | 「鏡」「復讐鬼人」 |
| 楳図かずお こわい本2《虫》 | 「蝶の墓」 |
| 楳図かずお こわい本3《顔》 | 「おそれ」「偶然を呼ぶ手紙」 |
| 楳図かずお こわい本4《闇》 | 「闇のアルバム」「本」「ダリの男」 |
| 楳図かずお こわい本5《蛇1》 | 「口が耳までさける時」「ヘビおばさん」「蛇娘と白髪魔」 |
| 楳図かずお こわい本6《蛇2》 | 「うろこの顔」 |
| 楳図かずお こわい本7《神罰》 | 「残酷の一夜」「死者の行進」「地球最後の日」「人喰い不動」「肉面」 |
| 楳図かずお こわい本8《狂乱》 | 「ふりそで小町捕物控」「凍原(ツンドラ)」「手」「雨女」「面」「スクール」 |
| 楳図かずお こわい本9《怨念》 | 「谷間のユリ」「ねむり少女」「木の肌花よめ」「恐怖人間」 |
| 楳図かずお こわい本10《蜘蛛》 | 「紅グモ」 |
| 楳図かずお こわい本11《異形1》 | 「首」「独眼鬼」「怪獣ギョー」「悪魔の手を持つ男」「笑い仮面<前>」 |
| 楳図かずお こわい本12《異形2》 | 「笑い仮面<後>」 |
| 楳図かずお こわい本13《怪物》 | 「半魚人」「ひびわれ人間」「恐怖の首なし人間」 |
| 楳図かずお こわい本14《呪縛》 | 「楳図かずおの呪い」「悪魔の数式」 |
貸し本屋時代から現在に至るまで発表されてきた数多くの作品の中から、単行本未収録作品25編を3冊にわけて収録している。顔が猫にそっくりな城主の物語「猫面」、55歳になったまことちゃんの活躍が見られる「男神」、楳図自身がディスクジョッキーをつとめるホラー作品「KAZZシリーズ」など、見逃せない短・中編が目白押 しだ。
十数年前、病院で赤ちゃんが取り違えられた。そのことによって、主人公・葉子は貧しい施設へ、一方タマミは裕福な南条家の娘として育てられた。しかし、タマミは病気のため成長が止まり赤んぼうのような体格であり、しかもひどく醜かった。そのためタマミは屋根裏部屋に幽閉され、母親は精神に異常をきたしていた。そんなある日、そうとは知らない葉子が、南条家に迎え入れられることとなり、やがて、タマミは葉子に対し、残酷な仕打ちをはじめる。それは、養父への激しい復讐心と、その娘・葉子に対する嫉妬心によるものだった。
舞台は、山あいの村。ある日洋子は、隣村の裕福な家に養子に行くことになる。しかし、その継母の正体は、なんとしのばずの沼のうわばみだったのである。昔ある男に片目を撃たれたうわばみは、その復讐のため、男の孫である洋子を養子に迎えたのだった。やがて洋子はうろこを飲まされて蛇にされて…。楳図といえば蛇。この作品を読まずして楳図かずおは語れない!
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