
2004年12月11日(土)、タワーレコード渋谷店7Fで開催された楳図かずおトーク&サイン会の模様を一部ムービーで紹介いたします。ご来場できなかった方も楳図かずおのハイテンショントークを是非、ご確認ください!!
楳図かずおが出演した『爆笑問題の2005無責任バカ予想大新年会SPどうにでもなれ日本!?』の再放送があります。是非、ご覧ください。
TBSテレビ
1月29日(土)
15:30~17:30
「今日から俺が「漂流掲示板」の支配者だっ!!関谷さまと言ってみろっ!!」
関谷ファンの皆様、お待たせしました、楳図かずおオフィシャルホームページBBS「漂流掲示板」に関谷久作氏のアイコンが追加されました。

・関谷久作・・・・・大和小学校に出入りしていた長吉製パンに勤める関谷氏は、大和小学校の生徒達に給食屋のおじさんとして慕われていたそうですが、荒廃した未来に飛ばされるとすぐさまひた隠しにしてきたコンプレックスを一気に表出させ、先生、生徒の別なく打ち倒して納品したてのパンを独り占めしようとします。
「未来に飛ばされた」ということを決して理解しようとせずに、ただ「アメリカの兵隊が助けに来る」、「どうせ今にアメリカが米やら肉やらどっさり持ってきてくれるんだ」と信じ続けました。またこの関谷氏、翔たちを追い落として一時期大和小学校を支配しますが、その間大和小学校で「おれがおまえらのころは、このようにしてきたえられたのだ」と言って「軍隊式の鍛え方」を子供達に仕込み、ついには自分の安全のための捨て身の特攻部隊を育成することに成功したのです。「ここはおまえたちの学校だ、だからおまえたち自身で守るんだっ!」、「おれがうしろで見張っといてやるぞ」等と言って未来人間の襲撃に対して子供達に捨て身の攻撃を強いる辺り、実に巧妙。かつて国を、家族を守るためと死んでいった人々のことを連想させるシーンです。
戦中の歪んだ教育を受け、圧倒的なアメリカの力を目撃し、平和な時代になったら「給食のおっさん」と見下され・・・、関谷氏の人生は抑圧とコンプレックスの連続だったのかも知れません。

「やさしい給食屋のおじさん」とは仮の姿、これが大人の本性。

小学館クリエイティブから刊行された『漫画大博物館―1924-1959』で、楳図かずおの『森の兄妹』『姿なき招待』がそれぞれ半p、1pを使って紹介されています。
『漫画大博物館―1924-1959』
編著者:松本零士・日高 敏
発行:小学館クリエイティブ
発売:小学館
発売:2004年11月4日
定価:3,360円(本体3,200円)
ISBN 4-7780-3007-9
劇団アロッタファジャイナ第4回公演『わたしは真悟』のDVDが登場しました!!この作品の脚本・演出は、現在楳図かずおファンから大注目されている松枝佳紀さんによるものです!楳図かずおもカメオ出演しています!要チェックどすえ!!


詳しくは、劇団アロッタファジャイナまでお問い合わせください。
2005年1月14日から16日にかけて行われた劇団アロッタファジャイナの第5回公演『ダンス・ダンス・ベイビーダンス』(作・演出=松枝佳紀)が、盛況のうちに終了しました。

会場となったTHEATER BRATS(新宿)。

舞台『わたしは真悟』マリン&サトル役でもおなじみの上野未来さんと谷口大介さんが、グワシをキメています。谷口さんは異常にグワシがうまい!

楳図かずおが『ダンス・ダンス・ベイビーダンス』出演者に贈った花輪。
大分県は城島高原、阿蘇くじゅう国立公園、由布岳の南麓に位置する城島後楽園ゆうえんちの「楳図かずおのおばけ屋敷」は1995年(平成7年)7月29日にオープン。オープン後10年近くの歳月を経ていますが、現在も稼働中です。
「恐怖漫画の第一人者で日本のホラーの原点に立つ『楳図かずお』による独創的で恐ろしい世界を総合演出したおばけ屋敷です。このおばけ屋敷のストーリーは楳図氏が創作したもので、安土家の侍に恋して叶わなかった蛭子姫にまつわる呪いの物語を16の場面で恐怖体験できます。オープン前に各地のいわくつきの人形を集めたことでも話題になりました。」(城島後楽園ゆうえんちのパンフレットより)

楳図の創作によるストーリー!
おばけ屋敷正面を飾る絵をご覧あれ、このアトラクションにはまるまる楳図ワールドが詰め込まれているのです。

オープン後10年近くの歳月が流れ、絵も看板も多少色褪せてきてはいますが、それがまた「おばけ屋敷」には良い感じの雰囲気を醸し出しているのです。

既にご紹介しているおばけ屋敷入り口にある楳図の人形ですが、もう一度じっくりとご覧下さい。非常に精巧に作られた人形です。

顔の皺、髪の毛、眉毛、ヒゲ、瞳の輝き、そしてその微妙な表情、まるで生きてるみたい!

楳図といえばこのグワシ。当然、人形もご覧の通りです。手の部分の精巧さも見逃せません。爪、指紋、手相が見れそうなまでの作り込み、手首の辺りの筋、血管まで表現されています。
この精巧さにはただならぬ物を感じることでしょう。

その楳図の人形の脇に、これまた意味ありげな人形が!これは、このおばけ屋敷のTVCMに使われていた人形です。
噂の「オープン前に各地のいわくつきの人形を集めたことでも話題に」なったという人形の一つでしょうか!

おばけ屋敷にはこの「いわくつきの人形」提供者の方々の名が連ねてありました。
正面に掲げられた巨大な楳図の絵、超精巧な楳図人形、その側にある意味ありげな人形、「おばけ屋敷」はその中に入る前から、もう既に始まっていたのです!
劇団アロッタファジャイナの第5回公演『ダンス・ダンス・ベイビーダンス ~ 世界終焉3秒前に僕らが幸せになる方法 ~ 』が2005年1月14日(金)から16日(日)まで行われます。作・演出は、昨年10月、『わたしは真悟』(原作=楳図かずお、脚本・演出=松枝佳紀、スーパーバイザー=那須博之、協力=小学館)の公演が大好評を博し、現在楳図かずおファンから大注目されている松枝佳紀さん。そして、主演(ダブルキャスト)は、『わたしは真悟』でマリンを演じた上野未来さんと、サトルを演じた根岸絵美さんです。これは見逃せない舞台どすえ!!

左=マリン。 右=舞台『わたしは真悟』でマリンを演じた上野未来さん。

左=サトル。 右=舞台『わたしは真悟』でサトルを演じた根岸絵美さん。

左=サトル。右=舞台『わたしは真悟』でサトルを演じた谷口大介さん。

左=真悟。 右=舞台『わたしは真悟』で真悟を演じた高橋正倫さん。
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ダンス・ダンス・ベイビーダンス
~ 世界終焉3秒前に僕らが幸せになる方法 ~
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(ストーリー)
強制畸形妊娠症候群。
そう呼ばれる奇病が世界に蔓延し
人類は出産と引き換えに滅びる運命。
そんな終焉三秒前の世界で
愛を知ってしまった女の物語。
(出演)
上野未来、根岸絵美
藤澤よしはる、谷口大介
新津勇樹、高橋正倫
安藤ケースケ、池亀みひろ
(スタッフ)
作・演出/松枝佳紀
音響/宮坂佳奈(Sound Cube)
照明/柳田みつる
舞台監督/棚瀬たくみ
宣伝写真/豊浦正明
モデル/透夜
宣伝美術/ナカヤマミチコ
制作協力/TWIN-BEAT
企画・製作/アロッタファジャイナ
(日時)
2005年1月
■14日
(14:00)、19:00
■15日
13:00、16:00、19:00
■16日
14:00、17:00
(※14日14:00公演はプレビュー公演です)
(場所)
■THEATER BRATS(シアター・ブラッツ)
東京都新宿区新宿1-34-16 清水ビルB1
JR新宿駅、西武新宿駅より徒歩15分
営団地下鉄新宿御苑前駅より徒歩5分
東京厚生年金会館向かい
(チケット)
■全席自由日時指定、整理番号つき
一般 3000円
学生 2000円
プレビュー公演1500円
■購入方法
(2)劇団電話にて購入
090-6015-0817
にお電話ください。
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2005年1月14日から16日までの3日間
アロッタファジャイナは
新宿のシアターブラッツにて
第5回公演を行います。
演目は「ダンス・ダンス・ベイビーダンス」
主演はダブルキャスト。
1人は前回公演楳図かずお原作「わたしは真悟」でも
その初々しい演技が大変評判の高かった
美少女アイドルで女優の上野未来(うえのみく)。
前作で12歳の少女マリンの純粋で強い愛を表現した彼女が
今回は大人の女の強さ、美しさ、思いを表現します。
もう1人は同じく前回公演で
12歳の純粋な愛を貫く少年サトルを異性ながら熱く演じた
アロッタの爆笑魔女・根岸絵美(ねぎしえみ)。
再演となる「ベイビーダンス」初演時に好評を博した彼女が
今回再演にあたって、どんな技を披露してくれるのか。
それもまた楽しみなところです。
というわけで、アロッタの2005年は
熟成したワインを開けるがごとき再演によって始まります。
初回公演とくらべて演出も演技力も断然パワーアップ
脚本も加筆修正され、
新宿の白い空の下で
人類最後の純愛が
全世界レベルのスケールで描かれます。
初演を見逃した方も、初演を見られた方も
今ここで若手劇団の「物語力」に触れてみてください!
自信を持って送ります。
「ベイビーダンス」
こいつにハズレはありえない!
「ダウンロード【DOWNLOAD】」のページで、楳図かずお出演CMがご覧いただけるようになりました!これは、大分県の城島後楽園ゆうえんちに常設されている「楳図かずおのおばけ屋敷 安土家の祟り」のCMです。楳図かずおによりプロデュースされたこのお化け屋敷は、安土家の侍・安土清高への恋がかなわなかった蛭子姫にまつわる呪いの物語を16の場面で恐怖体験することができるアトラクションで、1995年(平成7年)7月29日にオープンしました。

城島後楽園ゆうえんち。大分県の自然豊かな高原に位置する遊園地です。

『楳図かずおのおばけ屋敷 安土家の祟り』。不気味な柳の木のうしろに建っています。

おばけ屋敷の入り口で出迎える楳図人形。やはり左手はあのポーズです!

この楳図人形、アップで見てみると、眉毛がペイントではなく植毛されているなど、なかなか精巧にできているのがわかります。

こちらは参考写真。後楽園ゆうえんち(東京)の楳図人形です。後楽園ゆうえんち(東京)の楳図人形と比べてみると城島後楽園ゆうえんちの楳図人形は、シャツのしましまの幅が広く、肩幅が若干広く、顔がリアルなのがわかります。(なお、後楽園ゆうえんち(東京)の「楳図かずおのおばけ屋敷 安土家の祟り」は現在稼動しておりません。)

「安土家の祟り」オープニングイベント時には楳図かずおも宿泊した”城島後楽園ホテル”。城島後楽園ゆうえんちに隣接しています。遊園地で遊んだあとは、ここに泊まればバッチリなのら!

城島後楽園ゆうえんちから10キロほど離れたところには、著名な温泉地”湯布院”もあります。
そんなわけで、九州方面にお出かけの際は、ぜひぜひ城島後楽園ゆうえんちへ行ってみましょう!蛭子姫が鎌を振りかざしてあなたを待っています!!ギョヘッ!!
2004年12月11日(土)、楳図かずおのベストアルバム『グワシ!!まことちゃん・楳図かずおワールド』発売を記念し、タワーレコード渋谷店7階にて、楳図かずおのサイン&トーク会が行われました。『グワシ!!まことちゃん・楳図かずおワールド』収録曲の制作エピソードなどを中心に、同CDを企画した高島幹雄氏と、楳図かずおが音楽について熱く語りました。以下に、トークの内容をレポートいたします!!
楳図かずお&高島幹雄 トーク (4)
高島:こういう感じで、曲をいっぱいつくられて来ましたけど…。
楳図:ええ。つくりましたですね。
高島:先生の子供のようなものなので、難しいとは思うんですが、一番お気に入りのものというのは?
楳図:ほとんど、いろいろ好きなんですけど、「グワシ!!まことちゃん」なんか、踊れて良いんじゃないかな、と。
高島:あぁ、やっぱり。
楳図:今日もね、そういう状況であれば、是非、みんなで「MAKOTO まこと まこと まこと まことちゃん♪」ってやりたかったんですけどね(笑)。
高島:それ、是非ね。あの、このCDの中には、当時シングルレコードのジャケットについていた、漫画で振り付けを説明しているものも、そのままついてますので、踊れますし。
楳図:踊れますね。けっこう絵に描いてみないとわかんないんですよね。
高島:歌詞もそのまま踊りの説明になってますよね。
楳図:そうなんです。そうなんです。ひだりてつきだしグワシをする♪
高島:ええ、是非クラブとかに持ち込んで、あの…
楳図:くるりとまわって てをたたく♪
高島:“グワシ!!まことちゃん祭り”を(笑)。
楳図:ひだりへ三ぽ みぎにも三歩♪
高島:はい。是非クラブとかに持ち込んでいただいて、“グワシ!!まことちゃん祭り”をですね(笑)。
楳図:これふりつけ描いてあるので、ひとりひとり、覚えて、全員で集まって、それを同時にやったら面白いですね。
高島:そうですね。
楳図:全然違ってたりとかしてね(笑)。
高島:そうですね(笑)。
楳図:是非やっていただきたいと思います。
高島:是非流行らせたいですね。「グワシ!!まことちゃん」を。ホントに。
楳図:そうですね!(観客に向けて)そうですよ!?これは、みなさんの責任ですよ!?(笑)
高島:ここに集まったみなさんが、それぞれ持ち帰っていただいて。
楳図:街の中だろうがどこだろうが、やるんです(笑)。MAKOTO まこと♪ 注目されますよ~?(笑)
高島:ラジカセ持ってって、ボンッて置いて(笑)。二十何年前の“たけのこ族”のように、やっていただけると(笑)。
楳図:そうそう!“グワシ族”。
高島:グワシ族ですか。
楳図:グワシ族(笑)。
高島:グワシ族をつくんなきゃいけないですね!(笑) ところで、(楳図かずおのグワシハンドを指して)今日は、先生、ホームページから…
楳図:これは、ホームページからじゃありません!自分でつくったんです!自分で描いたんです!何を言ってるんですか!(笑)
高島:(持参したうちわを手に持って)ホームページに、こういう、グワシが…
楳図:(自分のグワシハンドを手に持って)これが、ホームページのほうに行ったんですよ!
高島:(持参したうちわを手に持って、観客に向かって)ホームページにグワシの絵が出てますので、先生みたいに、こういうものがつくれますよ(笑)。グワシのうちわにしちゃいましたけど(笑)。裏は、最近(ホームページに)出たサバラ(笑)。
楳図:ぼく、できればもっと大きいのを…これくらい(大きく腕を広げて)大きいグワシをつくりたい。それも、最初は小っこいんだけど、突き出すと一気に「グワシーッ!!」と大きくなる。そういうの、無理かな?手品師に頼んじゃえばいいんですよね(笑)。
高島:ええ(笑)。やっていただければと思います。
楳図:やっていただければと思います。
高島:で、あの、先生、サインの時間が…
楳図:あ!もう近づいてるんですか。
高島:先生エキサイトしてらっしゃるから(笑)。ほとんどMC要らずの方なんで(笑)。
楳図:では、サイン会に行きましょう。
高島:ええ。…ということもありますので、それでは、うしろのほうにも、来てらっしゃる方がいらっしゃると思いますので…、お集まりいただいたみなさんに、ひとことメッセージを。
楳図:はい。メッセージですね。『グワシ!!まことちゃん』は出ましたけども、だけど、さっきの、ソニーから、4月から5月くらいに、闇のアルバムが出るといってるだで。
高島:そうなんですか!?
楳図:よろしくお願いします。
高島:今後のご予定も兼ねてっていうことで…。今後のご予定も兼ねてるんですよね?
楳図:そうそうそう。今後の予定も兼ねて。いや、もう、ホントに、来年は期待してください。もう、いろいろ映像化が。今、着々と裏のほうで進んでおりますので。みなさんがアッと驚くような…、驚くかどうかはわかんないですけど(笑)、絶対いっぱい楽しんでいただけると思いますので…。ひとことでした。
高島:はい。では、一度この場は締めさせていただいて、サイン会に移らせていただきたいと思います。楳図先生に、大きな拍手をお送りください。
楳図:ありがとうございました~!
(おわり)

まことちゃんコーナーのディスプレイにのこされた楳図かずおのサイン。

楽屋での楳図かずおと高島幹雄氏。高島氏が右手に持っているのは持参したグワシうちわ。UMEZZ.COMでダウンロードしたグワシハンド画像を使って自作したそうです。
2004年12月11日(土)、楳図かずおのベストアルバム『グワシ!!まことちゃん・楳図かずおワールド』発売を記念し、タワーレコード渋谷店7階にて、楳図かずおのサイン&トーク会が行われました。『グワシ!!まことちゃん・楳図かずおワールド』収録曲の制作エピソードなどを中心に、同CDを企画した高島幹雄氏と、楳図かずおが音楽について熱く語りました。以下に、トークの内容をレポートいたします!!
楳図かずお&高島幹雄 トーク (3)
高島:そこで、コロムビアレコードのほうからも、いくつか歌を出してっていうのがありましたけども。
楳図:そうですねー。だけど、その前にも、ぼくコロムビアのほうで仕事してるんですよ。
高島:はい。アニメの主題歌…
楳図:アニメの。『ペペロの冒険』とかね。
高島:はい。
楳図:詞書いてるんですよね。だから、もう…
高島:おつきあいは…
楳図:おつきあいというか…。顔はもう知られていたと思うんですけど(笑)。
高島:むかし、そういう「ペペロの冒険」なんか、作詞で「楳図かずお」っていう名前があって、恐怖漫画とか描いてらっしゃる楳図先生と同一人物かっていう疑問が、すごくあったんですよね、子供の頃(笑)。
楳図:そうですか?
高島:いや、でも、そういう名前ってなかなか無い名前ですけどもね(笑)。
楳図:そうですね。あの、話飛びますけど、最近起こったある事件なんですけど、そのニュースで、テレビに出てる校長先生が「楳田」っていうんですよ。全然関係ない話なんですけどね(笑)。だけど、その、「楳」がぼくと同じで、「田」は、まぁ、田んぼの「田」ですけど。「楳」にふりがなで「うめ」ってつけてるんですよ。それくらい、やっぱり難しい名前なんですよね(笑)。
高島:ちょっと子供には読めないですよね。
楳図:大人だって読めないですよ!だって高校のときも中学のときもそうだけど、出席とるときに、最初「アダチ君」「はい」「イノウエ君」「はい」とか言って。で、「次はぼくだな」と思ったら、先生が「ウッ…」って詰まるんですよ(笑)。
高島:先生も困っちゃんったんだ(笑)。
楳図:来る前に、自分のクラスの生徒の名前くらいちゃんと調べておけと思うんですけど、どうもそうではないらしくって(笑)。「ウッ…」とか言うので、「ウメズです…」って言ったりして(笑)。
高島:じゃぁ、音楽の話にちょっと戻りまして…
楳図:(ずっこける)
高島:スイマセン。まとめて行かないと(笑)。サインの時間があったりするので。
楳図:そうですね。そうだった。
(つづく)

EP『サンバ・デ・まことちゃん/パパ&ママROCK』。劇場用アニメーション『まことちゃん』の主題歌として、1980年にリリースされました。

1996年に発売されたシングルCD『木村の兄さん』。「パパ&ママROCK」のリメイク・ヴァージョンも収録されています。

トーク終了後のサイン会で配布された楳図かずおの直筆サイン色紙。「Columbia Music Entertainment」のロゴがロックンロールな雰囲気を醸し出しています。
2004年12月11日(土)、楳図かずおのベストアルバム『グワシ!!まことちゃん・楳図かずおワールド』発売を記念し、タワーレコード渋谷店7階にて、楳図かずおのサイン&トーク会が行われました。『グワシ!!まことちゃん・楳図かずおワールド』収録曲の制作エピソードなどを中心に、同CDを企画した高島幹雄氏と、楳図かずおが音楽について熱く語りました。以下に、トークの内容をレポートいたします!!
楳図かずお&高島幹雄 トーク (2)
高島:先生のお話うかがってアレだったんですけど、「ビチグソロック」とか…
楳図:ビチグソロックでいちにち~♪
高島:レコードになる前に、漫画の中で、歌詞として、歌ってますよね。
楳図:はい、歌ってたんです。
高島:もう、すでにそのときに、楳図先生の中では、曲まで出来上がってたそうですね。
楳図:そうです。だいたい、セリフっていうのは、言葉自体がもうメロディーを持ってますからね。だから、もう、ビチグソロック描きながら、絵柄からしてほうき持ってロックンロールやってますからね。もうロックンロールしか…。
高島:すごく激しくやってる絵でしたよね?
楳図:激しくやってるんですよ(笑)。ちょっと出来上がった曲は、テンポがのろい…。誰でもそうだと思うんですけど、自分のテンポを持ってると思うんですよ。
高島:はい。
楳図:それが、ちょっとね…。やや、ゆるい感じ。そこが、ちょっと気に入らないかなーって。
高島:まぁ、今だから言える話…(笑)。
楳図:今だから言える話(笑)。やってる最中だったら、「それならもうやめてしまえーっ!」って言われて降ろされたら大変ですからね(笑)。
高島:…ということで、出来上がったものは、なかなか先生の歌も快調な感じでしたけども。この中に入ってる「パパ&ママROCK」なんかは、1度、映画のまことちゃんのシングルのB面に…。まぁ、今、「B面」って言わないですよね、10代の方とかはね(笑)。カップリング。
楳図:カップリング。
高島:ええ。カップリングで入ってたんですけども、それから、時を越えて、『木村の兄さん』の時に、もう1回リメイクをしてらっしゃいますよね?
楳図:そうですね、はい。
高島:それが、先生の原作のイメージに近いところ?
楳図:そうですね。ただ、あれは3番目が抜けてるのがちょっと悔しいですよね。(観客に向けて)内容わかります?「パパ&ママROCK」。
高島:みなさんCD買われてますからね。
楳図:そうですね。
高島:3コーラスあったんですよね?
楳図:3コーラスで、ちょっと、お父さんもお母さんも、馬鹿にしている歌なんですよ、子供からしたら。だけど、あの、自分のお母さんとお父さんのよいとことって…って、よいとこじゃないんですけど(笑)……あの、チビデブ……忘れちゃった(笑)。そういう、ぼくがいるよって。そこが無いと、単なる悪口に終わっちゃってイヤだなぁ、と。はい。
高島:ええ。そういう歌の中に先生の優しさみたいなものもあったりしますよね。
楳図:そうですよね!!……って力んだりして(笑)。だいたいこわいものばっかり描いてるものですから、知らない人はこわい人だと思っちゃう。だから“優しさ”強調しといてくださいっ!!(笑)
高島:先生は、作曲されるときっていうのは、どういう感じでこういうものを…?まぁすでに頭の中にイメージができてるっていうものあると思うんですが、デモテープなんかもおつくりになられるんですか?
楳図:ええ。デモテープ、つくりますね、はい。どのようにって言いますか…。やはり、曲って、ふつうの曲よりは、どこか特徴があって、「あ、これは面白いぞ」と思わなきゃいけないでしょ?だから、ときどき思いついて、「あ、このメロディーライン面白いな」と思うと、ピアノでそれを、こう、おさらいして。で、あの、キーボード押さえて楽譜に書くっていうのを…。そういうことをやるんですけどもね。ただ、あの、たくさんの歌つくるときはそんな悠長なことやってられませんので、もう、一生懸命、無理矢理考えます(笑)。
高島:デモテープも、ピアノ弾きながら録って行って、歌う感じですか?
楳図:えー、録るときですか?録るときはですね、まず、楽譜っていうか、譜面つくりまして、で、それを見て弾いて。ぼく、ホント言って、そんなにうまくないんですよ、楽器は。
高島:そうなんですか?
楳図:だけど、何度も練習すればできるって、そういうタイプなんです。しょっちゅうやってるもんじゃないもんで。だしぬけに譜面見てすぐパッとはできないんですけど。
高島:はい。
楳図:だけど、いったん頭に入ると大丈夫なので。表現力はすごくあるものですから(笑)。
高島:はい。
楳図:まぁ、まずは楽譜を見なきゃちょっと心もとないでしょ?で、その楽譜のところにラジカセを載せまして、一応その楽譜はあらまし覚えて、で、あの、弾きながら歌うんです。そいで、ラジカセに録っちゃう。
高島:はい。
楳図:コロムビアレコードの最初の曲…「ビチグソロック」があったんですけどね。
高島:はい。
楳図:やはり、「『ビチグソロック』のレコードを出すから」っていうお話をいただいたときに…まぁ、作詞・作曲はぼくがやるというお話だったんですが、“歌う”ってところは入ってなかったんですよ。
高島:あ、そうだったんですか。
楳図:作詞して作曲して、それで、さっき言ったように、ラジカセをピアノの譜面台に載せて、それで、ビチグソロック弾きながら歌って。で、テープに録りました。で、それ、デモテープですよね。で、コロムビアレコードに持って行って、「こんな曲です」って楽譜と歌詞を渡しました。そこから、「じゃぁ、誰に歌わそうか?」って。ぼくは「くそ~、ぼくという者がいるにもかかわらず…」って内心思いながら(笑)、それは顔には全然出さずに。
高島:ええ(笑)。
楳図:今、“クリケッツ”っていう、子供のロックバンドがいるから、あれか、もしくは…“ダウンタウン・ブギウギ・バンド”、わかりますよね?
高島:ええ。宇崎竜童さんとか。
楳図:宇崎竜童さんとか。ヨコスカヨコハマ~♪っていうやつのね(笑)。その“ダウンタウン・ブギウギ・バンド”に歌ってもらおうってことだったんですが、交渉すると、なんか事務所の関係でうまくいかなくて。で、部長さんに、「じゃ、楳図さんが歌いなさい」っておっしゃっていただいて。「ヤッター!!」と思いました(笑)。それが、きっかけなんですけども。
(つづく)

1977年にリリースされたEP『まことちゃん/ビチグソロック』。まことちゃんEPの第一弾です。

EP『グワシ!!まことちゃん/ギャングの母』。「グワシ!!まことちゃん」は振り付け解説漫画つき!
2004年12月11日(土)、楳図かずおのベストアルバム『グワシ!!まことちゃん・楳図かずおワールド』発売を記念し、タワーレコード渋谷店7階にて、楳図かずおのサイン&トーク会が行われました。『グワシ!!まことちゃん・楳図かずおワールド』収録曲の制作エピソードなどを中心に、同CDを企画した高島幹雄氏と、楳図かずおが音楽について熱く語りました。以下に、トークの内容をレポートいたします!!
楳図かずお&高島幹雄 トーク (1)
高島:では、登場していただきたいと思います。楳図かずお先生と、このCDを企画しました高島幹雄でございます!
楳図:ごんぬずぱー!!楳図かずおです!!グワーシ!!
高島:よろしくお願いします。
楳図:みなさん、ぜひ、ここで一緒に。
高島:じゃぁ、せーので行きますか。
楳図:せーのっグワ―――――――シ!!はーいありがとうございます(笑)。…今日は、何の話ですか?
高島:今日は、音楽の話です。
楳図:音楽の話…。
高島:じゃぁ、座って…(笑)。
楳図:グワシにちなみまして…『グワシ!!まことちゃん』ですよね。
高島:そうですね。
楳図:『グワシ!!まことちゃん』のレコードがですね、出たんですよ!!ワーって感じで。
高島:どうぞお座りになってください。
楳図:はい、ありがとうございます(笑)。
高島:今日はお越しくださいましてありがとうございます。今日、司会を務めさせていただきます…この『グワシ!!まことちゃん・楳図かずおワールド』をコロムビアさんのほうに企画を出して、やらせていただきました、高島と申します。
楳図:えっ!?そうなんですか?高島さんが、これを!?
高島:先生知ってるくせに!(笑)
楳図:そうなんですよ(笑)。「今度、まことちゃんのCDを出すことになりました」とか言ってコロムビアレコードからFAXが来て。ホントに、ぼく、初めて音楽つくったとき…『グワシ!!まことちゃん』つくったときの気分に陥りました、はい。
高島:ええ。
楳図:「やったぜー!!」って感じで。
高島:あー、そう言っていただけると。
楳図:そうして、高島さんが、見えたんですよね。
高島:はい。インタビューにうかがわせていただきまして。
楳図:そいで、リスト見てみると、「グワシ!!まことちゃん」とか、近田春夫さんの曲とか…。ぼく、いろいろテーマソングつくってますよね。でも、なんと、『闇のアルバム』入ってないじゃないですかー!?」とか思いました。何で入ってないんですか?(笑)
高島:あれは、あの、いわゆる、当時のCBSソニーさんというか…。LP丸ごとはですね、ソニーミュージックさんでないと、丸ごとは出せないはずだって言ってるものですから(笑)。
楳図:えーっ!?1つ入ってるじゃないですか。
高島:せめてもの抵抗でですね、「アゲイン」を、ご好意でお借りしながらですね…
楳図:はい。
高島:やっぱり『闇のアルバム』の中で、せっかく「アゲイン」というタイトルの曲がありますので、やっぱり、「アゲイン」があって……
楳図:青春はいつもかけ足♪
高島:おぉーっ!生歌でございます(笑)。
楳図:気ままなお前~♪…そんな感じかな。あとは、ちゃんと(CDで)聴いて下さい(笑)。
高島:……なので、まぁ、『アゲイン』という漫画があって、そっから生まれた『まことちゃん』ってこともあって、まぁ、「まことちゃん」で始まり「アゲイン」で終わるっていうふうにさせていただこうかなって。
楳図:よくできてますぅー。
高島:ありがとうございます(笑)。
楳図:あの、最初は「まことちゃん」ってね…、あの、小さい子供が歌ってる曲なんですけど。
高島:子役の子ですよね。
楳図:はい。それで、どんどん進んでいって、最後は「アゲイン」で、おじいさんの話ですもんね。
高島:そうですね。
楳図:人の一生を、こう、つめこんだって感じで。
高島:人の一生を…(笑)
楳図:よくできてるじゃないですかー(笑)
高島:一生がこめられている!(笑) 先生は、まだまだこれから…
楳図:ぼくは、これから…
高島:音楽もつくっていただかないと!
楳図:そうですね。つくっていきたいと思うんですよ。この(CDの)中で、高島さんも「なんで、途中、全然CDがでていないんだろう、とびっくりした」って書いてましたよね。(「サンバ・デ・まことちゃん」から)『木村の兄さん』までの間。
高島:あ、そうですね。はいはい。時代が飛んでますよね。
楳図:飛んでるんですよ。これは、ほんとに、ぼくもね、その間、出ればいいのになとか思いましたけど、どこからもそんな話ありませんで(笑)。ただ、“クワトロ”ってあるでしょ、渋谷に。そこで、ライブやったことがあるんですけど、10曲くらい。そんときは、自分でアレンジも全部やって。これ(『グワシ!!まことちゃん・楳図かずおワールド』)ではだいたい、作詞・作曲・歌ですけど、それだけじゃなくて、アレンジもやらないと、と。他の人にやってもらうと、スッゴイいい場合もあるんだけど、スッゴイ違うなーと思うような場合もあるので(笑)、「アレンジもできなければ~!」とか思ってね、1年がかりで全部変えて、クワトロでやったことあります。
高島:あぁ、そうなんですか。
楳図:はい。
(つづく)

『グワシ!!まことちゃん・楳図かずおワールド』。楳図かずお画業50周年の記念盤です。

タワーレコード渋谷店7階に出現した楳図かずおコーナー。陳列された『グワシ!!まことちゃん・楳図かずおワールド』に、サイン&トーク会参加券が封入されていました。

トーク中の楳図かずおとCD企画者高島幹雄氏。MC要らずの楳図かずおに高島氏はハプハプ。
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