◆インタビュー◆

音楽活動



『闇のアルバム』で一番好きな曲はなんですか?
「へび少女」なんかは一発録りで、最初にちょっと音はずしてるとこもあって気になるんだけど(笑)。でも気に入ってます。コンサートでは必ず最初にやることにしてるんですよ。
今は、入手困難になってますが。
あれをCD化するのは、難しい部分があるんですよね、いろいろと。出したとき、タイトル、ぼくがつけたんだけど、「『闇のアルバム』って、やっぱり”闇”のアルバムになるかな?」って思いましたね。そしたら案の定って感じで(笑)。あれは、死に物狂いでやったから。1日に1個ずつ作詞作曲して。そいで、デモテープ作って。『洗礼』かなんか描いてて忙しいときに。
漫画に負けず劣らず、『闇のアルバム』は楳図かずおの素晴らしすぎるセンスの結晶になってる気がするんですが。
そうですね。本当に一生懸命、集中してやったので。
「ああ、レディ・ハリケーン」や「エレクトリック・ラブ・ストーリー」も日本語のセンスが天才的だと思います。
先取りで、「渋谷」って言葉入れてあるんですよ。当時は渋谷なんて全然誰も知らなくて、原宿が中心だったんだけど、渋谷にしたんですよね。そしたら、今は渋谷が。「あれっ!?」って感じで。自分でもビックリしてるんですけど。
実際、あれは、渋谷でブーツを買ったんですか?
買いました。
郷ひろみさんに提供された歌詞もスゴイですよね。
問題は、ひろみさんが、ちょっと、派手な曲じゃない方向を希望しすぎて。ぼくはあんまり好きじゃなくて。筒見京平さんも、少しすいた感じの方向で。ぼくはあんまり好きじゃなかったんですけど。まぁしかたがないっていう感じで。ぼくはもっとノリノリの明るいのが好きなんだけど。
「南の果実」はちょっと感じが違いますよね?
そうですか。たぶん、あれは筒見さんの曲が先だからじゃないでしょうか。
「サンバ・デ・まことちゃん」も世紀の大傑作だと思うんですが。
あれは気に入ってますけどね。でも、○○○教が問題になったときに、取材があって、「こわい曲ですね」って言われたんですよ。「えっ!どこが?」って思ったんですけど。
どのあたりが?
わかりません。「むじゃきな悪魔 ウ!」ってとこですかね(笑)。
『わたしは真悟』に出てきたホームレスも○○○△△教の教祖に似てるとかいう噂を聞いたことがありますが。
そう言われてみたらっていう。それで結び付けられてしまうんですけど。全然そんな気じゃなくて。でも、それで言うと、佐渡島が出てきたこと自体が。「佐渡島にスゴイ目の細い人たちが上がってきた」っていうのも、考えてみたら変な話ですよね。自分でも信じられないくらい。
あまりに一致しすぎてて気味が悪いですね。
そうなんですよね。あの時は、「日本たたき」っていう言葉も無くて。『わたしは真悟』の方が先ですからね。
でも、曲が変わっているので、覚えるのは大変ですよね(笑)。
ええ。かまわず、こうありたいと思ってつくっちゃうから、伴奏もそれなりに難しいらしいです(笑)。
楳図かずおは、1967年に「寒い夜明け」(作曲:筒見京平、歌:郷ひろみ)でゴールデン作詩大賞を受賞しました。中央に見えるのが、記念盾です。
楳図かずおはエルヴィス・プレスリーの「監獄ロック」の楽譜を買って、弾き語りの練習をしています。
『わたしは真悟』に登場した、公園のベンチに座っている人。
佐渡島にやってきた、目の細い人たち。
 
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